ソチオリンピックと平昌オリンピックの銀メダリスト、平野歩夢さんの家族にスポットを当てて紹介します。兄弟もスノーボードとスケートボードの技が凄いのですが、何より父・平野英功さんのタフガイぶりや人生哲学は目を見張るものがあります。平野歩夢さんの強靭な精神は父親譲りのようです。
平野歩夢の両親
出典: youtube
平野歩夢の父親・平野英功さん
父の名前は平野英功さん。
若くしてサーフィンに没頭し、プロサーファーを目出すために22歳の時に準公務員職を退職されています。その後、自らが滑れる環境を作るためにサーフショップを経営。
息子にもサーフィンをやらせていたのですが、長男の平野英樹さんが溺れてしまったことをきっかけにスケートボードをやらせるようになります。国内最大級屋内パークである「日本海スケートパーク」を運営されていますが、設立当初は、近所でスケボーをしているお兄ちゃん達に「どんなアイテムがあったら良いか」など意見を聴きながら手探りで作りあげたそう。スノーボードの練習も、「スケボーやサーフィンがこうなんだからスノボーもきっとこうなんじゃないか...」と教えるというよりも父と兄弟3人で学んでいくような手探りの過程だったと言います。なんと800万年の借金をして、村上市の老朽化した体育館を改修工事して作ったそう。経済的に苦労されていたようで当時は運転手の仕事や、居酒屋の仕事もしていたそう。また、ご自身のリフト代を支払うのは勿体無いので、雪山を歩いて登って撮影していたといいます。輝かしい功績を残した息子もすごいですが、お父さんもかなりのタフガイであることが伺えます。
「スポーツというのはトップが変わればルールが変わるような世界でもある。だから、他人と比べるよりも自分の今を活かしていければ自ずと結果は出てくる」と父・平野英功さんは語ります。例えば、「平野歩夢のスノボーの功績はスケボーの訓練があってこそだ」という事実が通説になれば、スノボーをやるならスケボーをやらなければダメだ、などと今後言われる可能性もあります。ただし、それが正しいわけでなく万人に当てはまるわけではないのですね。平野歩夢さんが選手として足跡のない領域を目指しているように、父・平野英功さんも一般的な父親と比較するのではなく手探りで理想の父親像の答えを探し続けてきたんですね。
ショーンホワイトに金メダルを奪われてしまった平昌オリンピックですが、「僕の中では歩夢が一番」であると讃え、「4年前のソチオリンピックと(色は同じだが)全然違うものだと思う」と語りました。選手である平野歩夢さんだけでなく父親にも盛大な拍手を送りたいですね。現在では、スケートボードやスノーボードやサーフィンを通して夢を持ってもらいたい、という想いで、日本から世界に通用するアスリートを輩出すべくNPO法人を立ち上げ、未来のトップアスリートたちへの環境づくりをサポートしています。
平野歩夢の母親・平野富美子さん
母は、平野富美子さんというお名前。ソチオリンピックでは夫婦で応援されている姿が映りました。
父・英功さんの2つ年下のようです。年寄りも若く綺麗、さすがイケメンの母親です。
平野歩夢さんのお名前は「夢に向かって一歩一歩、歩んでいって欲しい」という想いを込めて、母・富美子さんが名付けたそうです。
とても家庭的な母親で練習のたびに美味しい弁当を持参させたそう。「母親から受けた愛が子供の安全基地となり、その後の成長を可能にする」という説がありましたが、まさに母・平野富美子さんの愛が、平野歩夢さんの挑戦を影で支えているのかもしれません。
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母に感謝 Homemade lunch made by my mom that I take to school everyday.
平野歩夢さんもインスタグラムで、学校にいく時に毎日持たせてくれた母の弁当に感謝を表しています。
借金を抱えた生活で、苦しい想いもされたことでしょう。息子達だけでなく、脱サラして夢を追いかけ続けた父・英功さんへの深い愛があったからでしょう。素敵な夫婦ですね。
平野歩夢の兄弟
平野歩夢の兄・平野英樹さん
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兄は平野英樹さん。
兄もスノーボーダーで、1995年7月23日生まれ。2018年現在で23歳ですね。
平野歩夢がスノボを始めたのもお兄さんの影響があったそうです。兄のスノーボードの実力もすごく、2011年のバートンUS OPENで初出場にして7位でした。「小さい頃はお兄ちゃんより上に行きたいと思っていたが、今はライバルというよりお互い教え合う関係。」と語っています。
また、2020年の東京オリンピックでスケートボードが新種目として採用されたことをきっかけに、現在ではスケートボードにも本格的に取り組まれているようです。平野歩夢さんもスケートボードで2020年の東京オリンピックを目指すと記者会見にて発表しています。
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平野英樹さんは、平野歩夢さんも師と仰ぐ國母和宏さんととても仲が良いみたいですね！
平野歩夢の弟・平野海祝さん
弟は、海祝(かいしゅう)さんという名前です。2018年現時点で15歳です。
弟もスノーボードをやっていて2017年ジュニアオリンピック(ハーフパイプ)では中学2年の部で優勝しています。2022年の北京オリンピックはスノーボードでの参加を目指しているそうです。兄弟揃っての出場を期待したいですね。
また、二人の兄同様にスケートボードもやってます。
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表舞台に顔を出していないと言われている平野海祝さんですが、インスタグラムで顔だしされています。上の写真の右手の方ですね。お父さん似でしょうか。
待って弟くんがお兄ちゃんがメダル取ってめっちゃ最高やった的な事言った時の、平野歩夢くんのこの笑顔最高やねんけど何これ惚れるやめろ pic.twitter.com/jAAM1NjGSl
— 最新情報 (@children_gm) 2014年2月15日
この画像は、平野歩夢さんの幼い頃に似ていますね〜。
平野歩夢の実家・自宅
新潟県村上市出身です。村上市は、新潟県の北に位置し、日本海に面していて自然が豊かなところです。雪も降るのですが、さほど多くはなくオリンピック選手を輩出するような環境を整えるのは少し難しいとも言えます。先述のようにそんな環境から苦労して家族全員で夢を追い続けてきました。
「日本海スケートパーク」は体育館を改修したものなので、実家ではありませんが、日本海スケートパークの住所は、新潟県村上市瀬波温泉３丁目４−１０
福島県南会津町の会津高原南郷スキー場まで遠征して練習をしていたようです。
山形県小国町の横根スキー場でも練習していたそう。
会津高原南郷スキー場は、自宅のある新潟県村上市からだいぶ距離がありますね〜。。宿泊費を浮かせるために車中泊をして遠征していたようです。父・平野英樹さんが息子の技を磨くために献身していた姿が想像できますね。
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