野沢温泉スキー場・野沢温泉村の宿でとても人気の河一屋旅館に2019年1月に宿泊しました。
野沢温泉村の宿に何を求めますか?もしそれが「素敵な和室」「和食の料理」「温泉」である場合、河一屋旅館を全力でオススメします。ハイシーズンは予約がとれないことも多いため、できれば人に教えたくないくらい素敵な宿です。
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口コミでも好評! ハイシーズンは予約が難しい人気の宿・河一屋
どの口コミサイトを見ても、河一屋旅館は圧倒的に口コミ評価が高い!その分、リーズナブルな民宿やホテルと比較すると少し値は張りますが、結果的にお得。河一屋旅館を選んで間違いありません。河一屋旅館とほとんど料金の変わらない宿でも、河一屋旅館と比較すると一気にグレードが落ちることもしばしば。スノボやスキーをされる方は、野沢温泉スキー場のリフト券とセットになっているプランから選ぶとお得に予約できます↓
駐車場完備 マイカーの方も安心
〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8923−1
上越自動車道・豊田飯山ICから車で20km程度の位置にあります。
野沢温泉の村に到着したら、野沢温泉スキー場を右手に見ながら直進。中央ターミナルというバス停が右手にある「横落」という交差点をさらに直進し、次の交差点を左折。続いて、熊の手洗湯アーチのある細い小道を左折して下っていくとすぐ右手に河一屋旅館があります。
駐車場は、河一屋旅館を通り過ぎてすぎ右側、「上寺湯」の横の広い駐車場です。駐車場は無料で利用できます。20台くらい停めれそうですが、私がステイした日はスキー・スノーボードのハイシーズンということもあり、宿泊日の夜は泊めてOKですが、日中はゲレンデの駐車場を利用してください、とのことでした。
河一屋旅館のリニューアルされたカジュアルモダンな和室
ゲレンデに行く前に河一屋旅館に寄りました。囲炉裏と格子天井を備えた広々としたロビーに、たくさんのお客さんがいました。私が宿泊するのはこれで2回目ですが、前回とは別のスタッフ。前回も今回も非常に物腰の柔らかに丁寧に案内してくれました。
地下にある乾燥室をお借りして着替えを済ませ、長坂の駐車場へ車で向かいます。長坂の駐車場は、第1、第2、第3とありますが、ゲレンデに一番近い第1駐車場は、土・日曜、祝祭日、年末年始に限り駐車料金1,000円が必要です。第2、第3でもリフトは目の前にありますので、平日は第1駐車場、土日祝は第2、第3に停めるのがお得ですね。
普段、白馬周辺のゲレンデに行くことが多いのですが、野沢温泉の雪はやっぱり格別。野沢温泉スキー場を形成する毛無山山頂付近のやまびこゲレンデに出ると、格の違いを感じさせてくれる綺麗な樹氷が歓迎してくれます。
目一杯滑り終えて、河一屋旅館に戻ります。今回案内された部屋は、受付のあるメインの棟でした。前回、宿泊した部屋は受付に向かって右側の古い棟だったのですが、今回のお部屋は改修されたグレードの高い部屋のようで、カジュアルモダンな素敵な部屋でした。それぞれ客室によって異なるデザインのようなので、次回宿泊する時にはまた新鮮な気分で楽しめそうです。
机の上に置かれたフキヤの饅頭が嬉しいところ。大抵は雷鳥の里が人数分ってところですよね。フキヤの饅頭は、フロントでも購入することができますが、歩いてフキヤまで行くことも可能です。河一屋旅館から15分ほどでしょうか。
無料でWi-Fiが使えて、速度も問題ありませんよ。
また、河一屋旅館は全館禁煙。お子さんにも安心です。喫煙者は、個室の喫煙所が利用できます。
郷土料理が味わえる河一屋旅館の夕食と朝食
出典: 河一屋旅館HP
夕食は、1Fの食事処で頂きます。個室もあるそうです。
地元の食材を使用した和会席でした。ボリューム的にも大満足。写真手前の横長のお皿の左側の小鉢に入っている白い一品が何か分からず後で調べたところ「いもなます」というジャガイモでできた郷土料理だそうです。そして、野沢温泉産コシヒカリのお米が甘くて美味しい。お代わりを頂いてしまいました。
最後にはデザートをいただきましたが、この抹茶のプリンが絶品。
朝食は、油の乗った美味しいサーモンがメインの和食。これが、朝御飯?!という大満足のボリューム。チェックアウト間際にこれを出されてしまうともうリピート確定です。
食堂を出た畳のスペースに、ホットコーヒーが用意されていて、自由に飲むことができます。スタッフの方に、「部屋に持っていてもいいですよ」と案内されました。
河一屋旅館の温泉・露天風呂と大浴場、豊富なアメニティ
出典: 河一屋旅館HP
露天風呂は、野沢の中で一番泉質の良いと言われる「真湯(しんゆ)」
真湯は、「天下の名湯」、「霊泉真湯」とも言われているそう。私が入った時には白色がかったエメラルドグリーン色のお湯でたくさんの湯の華が浮かんでいました。気温によってお湯の色が変色するそうです。
出典: 河一屋旅館HP
大浴槽は、宿の浴槽とは思えないくらい広々としています。私が入った時は他のお客さんが1名のみでしたが、もし混雑していたとしても窮屈な思いをすることはないでしょう。すっかりリラックスでき、スノボーの疲れが癒されました。大浴槽は、後述する麻釜(おがま)と同じ源泉を引湯しているそうです。
部屋に備え付けてある、可愛い浴衣と豊富なアメニティが使用できます。化粧水や歯ブラシが揃っているので、持参していかなくても大丈夫です。
以下が河一屋旅館のアメニティ一覧。
シャンプー・リンス・ボディーソープはPOLA「ひととき」シリーズ
女湯のみ POLAエステロワイエ スキンケアシリーズのクレンジングウォッシュ・モイスチャーローション・モイスチャーミルク・ブローローション
Elatoシリーズのカミソリ・ヘアーブラシ・シャワーキャプ・ヘアーバンド
「熊の手洗湯」の温泉肌水・ドライヤー・ウォーターサーバー
引用: 河一屋旅館HP
部屋と浴場を結ぶ廊下は、間接照明で照らされて幻想的な雰囲気。壁には、染めの技法で作られたタペストリーが飾られていて、日本人であっても古き日本の異国情緒を感じることができ、旅の疲れを癒してくれました。
外湯巡りとお土産屋巡り
出典: 河一屋旅館HP
温泉好きの人は、野沢温泉の外湯を巡ると良いでしょう。野沢温泉村の中に泉質や効能が異なる13カ所の共同浴場があります。全てのお湯が徒歩20分くらいの距離に点在しているので歩いて巡ります。(駐車場はありません)
4月~11月の利用時間は、5:00~23:00、12月~3月の利用時間は、6:00~23:00です。
温度はかなり熱いので、慣れていない方は水を入れて冷まさないと入れないと思います。他のお客さんに一言断ってから冷ましましょう。また、洗い場やシャワーは基本的にありません。なので、外湯巡りは純粋にお湯を楽しむ目的で、体を洗うのは宿のお風呂で、と分けて考えると良いです。
野沢温泉がはじめに発見されたのは聖武天皇の頃からという説があり、かなり昔から親しまれてきました。全て無料で利用できますが、これは江戸時代からある「湯仲間」という制度によって守られてきたそう。綺麗に管理されていて旅人の疲れを癒してくれます。外に賽銭箱がありますので僅かでも入れるようにしています。
野沢温泉村には見慣れないマンホールがたくさんあり、下を見ながら歩いていても楽しめます(笑)上図は、第18回冬季長野オリンピック・シンボルマークのマンホール。他にも、野沢菜の花や村の伝統工芸品・鳩車がモチーフになっているものがあります。
こちらが先述の饅頭が売っているフキヤさん。饅頭だけでなく、冬限定のバナナロールが有名です。
フキヤさんがある通りに路上ライブをしている方がいました。海外からの観光客が珍しそうに眺めていました。
こちらが河一屋旅館の大浴槽に引湯している麻釜(おがま)。天然記念物にも指定されています。野沢温泉の台所と言われ、100度近い熱湯に、野沢菜、とうもろこし、じゃがいも、卵などを浸すなどして利用されています。かつては、麻を浸して硬い麻の皮を剥きやすくしたことが、麻釜の名前の由来だと言われています。夜遅くなる前に麻釜にいくと周辺のお土産屋にも立ち寄れます。
お土産屋に寄れなかった方は、河一屋旅館内の売店も利用できます。北信州のお土産を幅広く取り扱っています。
まとめ
野沢温泉村の中で、というより、他のどの宿よりも好きになりました。宿の料理や温泉や客室も素敵でしたが、何よりスタッフの細かな配慮が素晴らしかったです。来シーズンも予約がとれると良いのですが。。。
私の友達は1〜2月のスキースノーボードハイシーズンには、予約が取れなかったようです。ある予約サイトでは予約できなくても別のサイトを訪問すると1室空いていたり、ということが頻繁にあるので、気になる方はチェックしてみてください↓
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